~女性不妊症の場合~
不妊症の原因について
不妊症の中でも様々な要因が原因で引き起こすことが多くある為、1つずつ患者様の目線で解説をしていきます。
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排卵の問題
女性不妊症の約30~約50%の割合が排卵の問題と考えられます。
正常の月経周期は30日から前後7日ですが、それより短かったり長かったり、
もしくは月経が起こらないという場合には、女性ホルモンの問題により、卵胞が発育しない、排卵が起こらないことが考えられます。
原因となりうる疾患
FSH分泌低下
黄体機能不全
多のう胞性卵巣症候群(PCOS)
高プロラクチン血症
甲状腺疾患
AMH低値 -
卵管の問題
卵管が原因での不妊症は女性不妊症の約30~約40%と言われています。
卵管とは、卵巣と子宮を繋ぐ通路の役割があり、ここで精子と卵子が出会い受精卵となります。
しかし、細菌感染などによってこの卵管がふさがったり、狭まってしまっていたりすると、精子が卵子まで届かず受精が起こりません。
病院の治療では手術をして卵管を広げるための手術を行います。もしくは、卵管の状態によっては手術はせず卵子を身体の外に取り出して受精させる体外受精が適用されることもあります。
原因となりうる疾患
卵管閉塞
卵管狭窄 -
子宮の問題
子宮は受精卵が着床し赤ちゃんになるまで育っていくベットの役割をしている場所です。
子宮は受精卵がいつ来ても大丈夫なように常にキレイなベットを維持する必要があり、
1ヶ月に1回のペースでベットのシーツを交換しています。それが月経です。
しかし、子宮に出来た筋腫や子宮の形に問題があること、子宮内膜が妊娠に適した状態を維持できないことが原因で受精卵が着床出来ないことがあります。
病院での治療法は、着床を妨げる筋腫やポリープがある場合は手術によって取り除き、子宮内膜が妊娠に適した状態を維持できない場合には薬物療法を行います。しかし、体質が変わらない限り同じことを繰り返しますので根本的な解決とはならないのが現状です。
原因となりうる疾患
子宮粘膜下筋腫
筋層内子宮筋腫
子宮内膜ポリープ
黄体機能不全
子宮内膜症
当院では妊娠をしたその先も見据えた治療を行います。
経験と知識を活かし、一人ひとりの原因を取り除くための治療を行います
これまでの経験の中で培ってきた確かな知識と多くの経験と実績を活かした鍼灸治療を吹田市にて行っております。不妊症のお悩みの患者様も効果が期待でき、妊娠しやすい身体を作ることはもちろんのこと、安産でお子様と逢える為の治療を行います。
実際に患者様からたくさんの喜びのお声をいただいています。
不妊のお悩みに効果が期待できる施術
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Point 01
原因をしっかりと理解し、根本から治療
不妊症の原因は患者様毎によって原因は様々です。
当院では女性でしたら卵巣内、子宮内、男性でしたら精巣といったようにどこに問題があり、どのように身体が不都合になっているのかを理解することが治療だと認識しております。
まずは、1人1人の身体を理解することが目標への第一歩となります。
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Point 02
時代に合わせた鍼灸治療
病気の原因は生活を取り巻く環境や時代によってストレスの受け方や食生活の変化によって形を変えて行くものです。
ひとえにだからと不妊いって1つの治し方に執着されるのではなく様々な医学の視点から治療方法を見出すことによって患者様一人ひとりにとって最適な治療となっていきます。
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Point 03
他人には相談しにくいお悩みも
家族や友人には相談しにくい不妊症のお悩みも、豊富な実績と広い医学的知識を持った鍼灸師が治療いたしますので遠慮なくご相談ください。
吹田市に拠点を構え、たくさんの患者様のお悩みに向き合ってまいります。
不妊症とは?
不妊症とは?
様々な原因、要因が原因で不妊症に
「不妊」とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。日本産科婦人科学会では、この「一定期間」について「1年というのが一般的である」と定義しています。
しかし、女性に排卵がなかったり、子宮内膜症を合併していたり、過去に骨盤腹膜炎など基礎疾患があったりすると妊娠しにくい原因の1つと言われております。このような場合は、上記の定義を満たさなくても「不妊かもしれない」と考えて検査や治療に踏み切った方が良いこともあります。
また、男女とも加齢により妊娠が起こりにくくなることが知られており、治療を先送りすることで成果が下がるリスクを考慮すると、一定期間を待たないですぐに治療したほうが効果的である場合もあります。
不妊のカップルは約10組に1組と言われていますが、近年、妊娠を考える年齢が上昇していることもあり、この割合はもっと高いとも言われています。全く病気とは無縁で病院を訪れることのなかったカップルにとっては、不妊ではないかと考えただけで大きな不安をお持ちになることと思います。まずは健康であることを確認し、人生のプランをたてるために、一度当院にご相談ください。
~男性の場合~ 不妊症の原因について
不妊症の原因は女性だけでなく、男性にも要因があるケースがあります。
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機能不全による問題
勃起ができず挿入できない勃起障害(ED)、勃起はするが射精がうまくいかない射精障害が機能不全に挙げられます。
勃起障害(ED)の要因としては糖尿病、高血圧、肥満、喫煙、睡眠時無呼吸症候群などの基礎疾患(特に生活習慣病)があります。
その他、薬剤性によるものや精神的なストレスやプレッシャーなどによっても可能性はあります。
特に男性の生殖機能は自律神経によってコントロールされる部分も多い為、緊張状態が続くことによって勃起不全も最近では多く見受けられています。
射精障害は男性不妊症の原因として近年増加傾向にあり、その中でも膣内で射精ができない膣内射精障害が最も頻度が高いと言われています。
また精子が体外へ出ず尿道に逆流してしまう逆行性射精も射精障害の一つです。
糖尿病性ニューロパチー(末端神経障害)として、逆行性射精が起こることもあり、近年は糖尿病の低年齢化も要因として考えられます。。
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造精機能障害の問題
男性に見られる不妊原因の多くは精子をつくる機能に障害にある(造精機能障害)と言われています。
精液検査にて、精子の数が少ない、精子の運動率が低い、正常形態の精子が少ない場合、ほとんどの方は精子をつくる機能(造精機能)に
何らかのトラブルがあって、元気で正常な形の精子が作られにくい状態になっているのです。
しかし、その原因は西洋医学では特定出来ない場合がほとんどで、日常生活のストレスや生活習慣も造精機能を低下させる要因となりえます。
根本的に原因が分からない場合、病院では薬剤やサプリによる治療や生活習慣の見直しを指導します。
また、造精機能障害の原因の一つには、精索静脈瘤があります。陰嚢内にできた静脈のコブ(精索静脈瘤)ができると、精巣の温度が2〜3度上昇することが多く、熱に弱い精巣の造精機能が低下して精子所見の悪化を招きます。
また精索静脈瘤がある男性の精子のDNAは断片化(壊れている)率が高いことも知られています。
精索静脈瘤の治療には手術があり、これにより精液所見が改善される可能性があります。
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精路通過障害
精路とは、作られた精子が身体の外に出るまでの通り道のことです。
精巣内で精子が作られているが、精子が体外に出るまでの通り道に何らかの障害があり、
精液中に全く精子が認められない状態(閉鎖性無精子症)や精液中の精子数が基準に満たない(乏精子症)を引き起こしている状態です。
病院の手術で通り道の障害を取り除く手術が奏効すれば、精液所見は正常化し自然妊娠が期待できる場合もあります。
もしくは精巣内の精子を回収して顕微授精することにより、妊娠の可能性が出てきます。
~病態を把握し、多方向からの視点で根本から妊娠出来る身体へ~ 当院における不妊症への鍼灸治療
~病態を把握し、多方向からの視点で根本から妊娠出来る身体へ~ 当院における不妊症への鍼灸治療
不妊症の治療においては病院では原因が不明と言われることが多くあり、薬剤での治療をするにしても根本的な解決にならないことがほとんどです。
目に見える問題:卵管や精路の問題での不妊症でしたら病院の手術で解決することが可能ですが、排卵時の問題、子宮の問題、機能不全や造精機能障害に関しては体質が根本的に大きく関わっていることが多く、1人1人その原因も異なります。
当院では、現代の中国医学の視点で病院や他の治療院では見ることの出来ない視点で病気の原因を捉え、根本から鍼灸によって治療することで不妊症の治療が可能となります。
治療の一例を紹介いたします。
鍼灸・頭鍼: 脳の視床下部を調節します。排卵や精子の育成がうまくいくように脳の視床下部からホルモン分泌を促し、ホルモンから指令が出て女性の月経周期や男性の精巣内の血流量をコントロールしています。視床下部は自律神経に大きく関わっている為、体調、精神状態、栄養状態など外部的要因によって影響を受けやすい部位です。近年、ストレスの受け方が多様化しており視床下部の調子が悪くなり、排卵もうまくいかなくなることが多くあります。
鍼灸・腹鍼と卵巣灸・子宮灸(オリジナル):お腹にある特殊なツボに鍼とお灸を施します。赤ちゃんの住み心地が良いお腹作りに妊娠はよく種と畑にたとえられます。種は受精卵、それが根をおろす、つまり着床する子宮内膜が畑にたとえられるわけです。畑には、適度な肥料と水分、そして温度がなければ種子は発育しません。
もし水分が多すぎるといくらよい種子を植えても根をおろすことができず、根切れして流されてしまいます。
これと同じように、子宮内膜も適度な栄養(血液)、適度な水分、そして温かさがなければ受精卵は育ちません。
腹部箱灸:骨盤内の循環をよくし、子宮と卵巣への血流を促進する。骨盤内の冷えを取る・子宮卵巣の若返り等様々な効果をもたらしてくれます。
※男性の場合精子は熱に弱い為、箱灸はしておりません。
鍼灸・電気鍼:生理、排卵の周期によって電気鍼灸を使い分けます。卵子の質を高める・排卵促進効果の治療方法となります。
男性の場合は、視床下部のコントロールを安定させる為、脳の機能向上、ストレスや自律神経の安定を目的に電気をしております。